クリ甲琴1

最高級お箏 紅木巻(玉淵)クリ甲13弦 会津桐材

<お箏のクラスでの最上級の お箏です>

 「会津桐材は、お箏にとって、最高適材です」
 お箏は、桐の木から作られています。
 良い音質を求め、お箏の、プロが、必ず選ぶ、お箏材は、日本の会津桐から出来ています。

 お琴の音質は、桐の木の 良し悪しで決まります(お箏は、桐材をふんだんに使用している楽器です。だから、桐の木の良し悪しで、そのお箏の良し悪しが決まります)。

 お箏に適した、世界一の桐は、会津地方にしかありません。
 お箏の音質を求め、桐の木を探した先人達は、世界中を駆けまわりましたが、やはりダントツに会津桐が、お箏に適していると確信いたしました。多くの演奏家も認めております。

 プロや家元のお箏は、会津桐です。
 何故ならば、本来、桐の木は柔らかいはずですが、会津の桐は、硬質のため、楽器として、音響効果もよく、プロの耳に心地よく響くからです。

 会津桐の特徴は、桐の中では突出していて、材質が緻密で硬いのです。近県の新潟桐・栃木桐とは、比較になりません。
 昔から、お箏材の常識は、会津桐で作られています。
 北米(アメリカ)にも、桐の木はあります。北米桐は木目は多く、派手ですが、硬質ではありません。本当のプロは、北米の派手な軟質桐より、木目は地味ですが、お箏、本来の音質が、得られる会津桐で作られたお箏のみを使用します。派手な見た目より、やはり演奏家らしく音質第一です。

お箏に良いと言われている会津桐の根拠は、

  1. 冬は深い雪にうずもれ、夏は適度な湿度を与えてくれる環境で40年間~80年間育った桐材で、密度があるからです。
  2. 冬は硬く締まった木目に育ち、夏は冬よりやわらかく育つ、その波打つ強弱の木目の差が音質を良くし、音響も良くするからです。

 会津の桐の丸太業者は、伐採時を、40年~80年の、スパンで、切り時を逃さず伐採します。その後、琴の素材業者(100年以上の経験業者)に買い取られ、琴の形(甲羅)に製材されます。
 琴作り職人は、多くの琴材の中から、さらに、良い琴ができる材を選別して、仕込みに入ります。その桐の甲羅(琴甲材)を、われわれ職人は、3年間、屋外において、3回の梅雨を経て、桐の中にある木のあくを、じっくりと取り除きます。
 その後、屋内に保管して、最低3年以上 自然乾燥します。この工程を必ず、手抜きすることなく行います。
 この工程は、お箏にした後に、起こってはいけない、木の狂いを徹底的に除去するためです。

 その後、初めて、お客様のご要望により、職人魂を、入れて制作されます。

 最高級の紅木玉淵二重巻(仕上げ)、クリ甲は、贅沢ですが、音質向上のため、琴甲の内部をくりぬき、無垢の状態でお琴に仕上げます。
 琴と内部(甲羅の内部)は、音響レベルを上げるため、甲羅の重さや、材質により、中の彫方を変え、このお琴にピッタリ合うように、甲羅の彫方を変えて彫ってあります。
 さらに、音響効果を上げるため、綾杉彫りに仕上げてあります。

 匠の高い技術で、お琴の中でも、最高級の紅木玉淵 白線二重巻に仕上げました。

 和の音をきめるのは・・・お琴だけ作って30年の琴師が精魂こめて作り上げた、貴重な作品です。

1年間の保証が付いております。

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