三味線は 紅木材に限ります。

 三味線の 最高級材は、紅木材です。
なぜ、紅木が希少価値のある高級材といわれているかをご説明いたしましょう。
三味線の棹は、細くて、長い楽器です。
木材が細くて長いと、ほとんどの木は、すぐに、曲がってしまったりします。
これでは、三味線の面に3本の糸が掛けてあるので、糸が、所定の位置から、ずれてしまい、楽器として演奏することはできません。

先人は、日本国の木では 三味線として正確な演奏が出来ないと感じ、世界中を駆け回り 試行錯誤を重ねながら、ダントツに三味線に適した木材を、発見しました。(それが紅木材です)
紅木材は、邦楽器業界をも動かし、戦後より、高級三味線は紅木材と言う常識が定着しております。硬くて重たくて・曲がりづらい・割れづらいの特徴が、三味線には最適材であるからです。
しかし、この紅木材は、世界中でもインド国の一地方のジャングルにしか(淡路島くらいの大きさのエリア)生息しておりません。紅木の自生している所は、岩場の多い険しい山奥の痩せた土地の、悪い環境で育った紅木材のみが、三味線材に向きます。
あまりにも紅木材がないため、貴重木・銘木・希少価値のある材料です。
その希少な材料の中からも、非常に珍しい希少木とか、奇木とか、虎の斑点(縞模様)が、美しくでている銘木の紅木材を、弊社では、出来るだけ数多く購入すべく全社をあげて追い続けております。

紅木材は、安心して持てる ”お宝 ”です